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2019年12月15日 (日)

ロイロノートの良さ・特徴って何ですか?

さて、難しいお題をいただきました。
ロイロノートの良さ・特徴って何ですか?
類題に、タブレットの良さ・特徴って何ですか?
電子黒板の良さ・特徴って何ですか?
デジタル教科書の良さ・特徴って何ですか?
ちょっと逸脱しますが、プログラミング教育の良さ・特徴って何ですか?
たぶん答えは同じかも知れません。みなさんはご存じのことかも知れません。
今日、使ってみましたよね。使ったら分かると思います。その良さ、便利さ、特徴・・・
といっても、見たことも聞いたこともないという人にその良さを伝えるのは至難の業、昔から例えられていると思いますが、井戸しか使ったことのない人に、現代の水道の便利さを伝えるのは難しい・・・
「水道があったら便利だよ。」
「井戸があるからいらない。」
「LINEグループで連絡するね。」
「回覧板まわすね。」
さて、話がそれてしまいました。本題に戻ります。
みなさんはどちら派ですか?
どうしてタブレットを使うんですか?それは紙でもできますよね。
どうして紙を使うんですか?それはタブレットでもできますよね。

今年もたくさんの授業を見てきました。香社研の定例研にも参加しました。思うのは、どうして「ここで!!」タブレットやPC、その他情報機器やアプリを使わないんだろう?
いいんです、あえてここでは使いませんでした。みんなが納得する理由があるのなら・・・
でもね、もう一度考えてみましょう。21世紀を生きる子どもたちに必要なスキルって何だろう?
学習指導要領にはいっぱい書いてありますよね。文科省だけでなく、総務省や経産省も、OECDも言ってますよね。
子どもたちは、家に帰るとタブレットやスマホをバンバン使ってます。(まあそうでない子もいますが・・・それはそれでありです。)先日のPISAのテスト、こんな記事があります。
文科省担当者はそのひとつとして、「日本の生徒がコンピューターを使った解答の仕方に不慣れな点」をあげている(朝日新聞2019.12.3、日本教育新聞同日)。
だが、やや苦しい言い訳だろう。前回PISA2015もコンピュータベースだったのだから、パソコンに不慣れというのは、前回から下がったことの説明にはならない。もちろん、他国と比べて不慣れな子が多いので、という可能性は高いし(日本の教育のICT環境が非常に脆弱だし)、もっと原始的な問題でいうと、キーボードのタイピングができない(時間がかかる)ことが自由記入の正答率の低さ(あるいは無回答の多さ)にも影響しているのではないか、と個人的には推測しているが。

さらに、
「コンピュータ上の複数の画面から情報を取り出し、考察しながら解答する問題などで戸惑いがあったと考えられるほか、子供を取り巻く情報環境が激変する中で、文章で表された情報を的確に理解し、自分の考えの形成に生かしていけるようにすること」などに課題がある。
というわけで、もう時代は先生方がPCを使って授業をする時代ではありません。子どもたちがタブレットを日常的に文具(鉛筆やノート)として当たり前に使って学習をする時代です。
さて、
増井がロイロをどうやって使っているか・・・

まずはじめは資料の提示、提示するだけでなく、拡大や書き込みもできますね。その資料も事前に用意しておいた物から授業中にその場でつくったもの(ノートや手持ちの紙の資料をカメラで撮影して提示)、ネットで調べた資料も提示できます。

次に、資料の配付。体験されましたか?簡単ですよね。子どもたちはその資料をアップで、ルーズで・・・じっくり見ることができます。当然、気づいたことは印を付けたり、書き込みをしたり・・・書き込みは、指でできるのでキーボード入力のできない低学年ども大丈夫です。ペンの種類もいろいろですよね。色によって分かったこと、気付いたこと,疑問・・・分けてもいいかも。

それを使って発表するもよし、(当然大型モニターに映しましょう。もしくは、各自のタブレットに配信。もしくは、提出箱に入れて共有しましょう。提出箱に入れれば、他の子どもたちがどう考えたかが一目瞭然です。〇〇さんと同じだ,違う・・・それをもとに授業を組み立てていきましょう。

次に子どもたちにプレゼンを作ってもらいましょう。そんなにかっちりした物じゃなくてもいいんです。5分程度でつくるのがベストかな。えっ、そんな時間でできるの?できます!!ちょっと、どんなスライド考えてますか?スライド枚数は2〜3枚、文字・キャプションはほとんどなしでいいと思います。
要は、スライドじゃなくて何を話すか、何を説明するかです。グループで発表するとしたら、スライドをつくるまでの過程、話し合い、役割分担・・・内容重視でね。間違ってもダメダメ発表(〇〇君は、「今から〇〇について発表します。」しか言ってないとか・・・)
もう少し作り込むとしたら、動画も挿入できるので、理科の実験の様子・結果や説明の根拠となる動画をつくって発表するのもいいかもしれませんね。スライドには、音声も付けられますよ。

近年注目を集めているのがシンキングツールです。黒上先生肝いりのプロジェクトです。これがロイロに搭載されてからロイロの活用の度合いが一気に高まりましたね。ロイロが思考ツールに進化しました。社会科でも他の教科でも今、思考ツールがどんどん活用されていますよね。考えるだけじゃなくて、話し合うだけじゃなくて、それらを可視化するのが思考ツールです。1人で、グループで、全体で・・・いろいろな活用が期待されます。こんな使い方があるよと、聞くのは簡単ですが、まずは自分自身で使ってみることが大切ですね。

みなさんなら、今すぐにでも活用することができます。(まあ、機器はなんとかしてほしいですが、iPhoneでも使えますよ。)

ロイロを使っての研修会もしたことありますので、いつでもお声かけ下さい。iPad11台もって出かけていきますよ。

さて、これで少しは質問の答えになっていますでしょうか?また何か分からないことがあればいつでも聞いて下さいね。

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