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2016年4月30日 (土)

「どのように学ぶか」の資質・能力を育て,社会科の魅力をつくる教育」

今年度より,香社研の理事を拝命したということで,香川県小学校教育研究会社会科部会,香川県小学校社会科教育研究会の理事会,総会に参加した。理事会では,昨年度の事業報告や会計決算報告,平成28年度の会長・副会長の選出,本部役員や事務局の選出などが行われた。議事は淡々と進められていく。そして,一番重要なのが,全国大会に向けての研究の方向性の確認である。河田先生からその説明があった。以下は自分なりの論点まとめ。
研究テーマ
「どのように学ぶか」の資質・能力を育て,社会科の魅力をつくる教育」
研究主題設定の背景
・予測困難な未来を生き抜く力を育むために,小学校から高校までを見通した教育課程の編成や教科横断的な視野に立つ評価規準など,資質・能力をベースとした学習指導要領改訂作業が進められている。
・「何を知っているか」「何ができるようになるか」のために,「どのように学ぶか」が,学習内容と同等もしくはそれ以上に大切にすべきこととして注目されている。
研究主題に迫る方策
「どのように学ぶか」の資質・能力を育てる方策
・「どのように学ぶか」の資質・能力とは,課題の発見・解決に向けた主体的・共同的な学びを通して育つ資質・能力である。資質・能力は3つからなる。
①社会で獲得する「知識・技能」
社会科や社会現象についての知識・理解・社会的事象等について調べまとめる技能
②社会で養う「思考力・判断力・表現力等」
社会的な見方や考え方を用いて、社会的事象や社会に見られる課題について考えたり・判断したりする力・考えたり判断したりしたことを表現(説明や議論)する力
③社会で養われる学びに向かう力・人間力
学習対象や課題解決への主体的・意欲的な態度,多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵養される自覚や愛情,あり方など
・見方・考え方は,概念ではなく社会を見ていく追求のしてとして用いる。
・見方や考え方の「見方」は,大きく3つ。
①空間的な広がりの視点(範囲,地理的位置,分布,地形,自然条件,社会条件など)
②時間的経過の視点(時代,期限,由来,背景,変化,発展,継承,持続可能性など)
③関係の視点(工夫,努力,願い,つながり,関わり,連携,影響など事象相互,立場相互の関係)
・見方・考え方の「考え方」とは,比較,関連付け,総合して考えることである 。
・つまり,見方・考え方とは,社会的事象等を3つの見方を用いたり生かしたりして比較,関連付け,総合して考える追求の視点として捉える。
・この3つの資質・能力は,社会的事象の見方・考え方を通して、丹円の評価規準を達成した先に育てられると考え,その結果,公民的資質や能力が育成されると捉える。社会科固有の社会的事象の見方や考え方を通すからこそ,公民的資質や能力の育成となる。
・思考・判断・表現・主体的な態度の2観点を育てるには,質の高い思考場面を保証したり主体的な取り組みになるような状況をつくったりするなど,学びの課程が重要となってくる。
・追求の視点である社会的な見方や考え方を用いたり生かしたりして,3つの学びの課程「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」を保証していく。
・「深い学び」習得・活用・探求の学習プロセスを行う3つの過程「問題をもち・見通しをもつ」「調べ・考え・表現する」「つなぐ」の学習過程を通して深めたり,深まった課題を設定したりして深めることができる。
これまでの香社研の研究と重ねてみると・・・
・「対話的な学び」は,再構成の学習,思考図の活用,GTではなく,パートナーとしての協働的な対話を通し,今後も継続的に取り組むことができる。
・「主体的な学び」は,自己調整学習を通して,単元を見通す学習問題を設定したり,自己評価などを通して自分の学びを振り返り,メタ認知しながら問題解決的な学習を展開して今後も生かすことができる。

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