情報通信技術を活用した学びの推進 【要求・要望額:854百万円】
【概要】
児童生徒の確かな学力の育成を図るため、ICT活用指導力の向上やICTを活用した授業実践を行う体制構築の
支援を行うとともに、過疎化・少子高齢化を見据え、ICTを活用して遠隔地間をつないだ学校教育及び社会教育に
関する実証研究の実施や、情報モラル教育等の一層の充実を図る。
◆ICTを活用した教育推進自治体応援事業 300百万円(新規)
教員のICT活用指導力の向上を図るため、教員養成課程を有する大学と連携した研修プログラムの策定に
取り組む自治体や、ICTを活用した多様な学びの実践体制構築を図るためのカリキュラム策定に取り組む
自治体への支援を行う。
また、ICT環境の整備・充実を図る取組を支援するため、「ICT活用教育アドバイザー」の自治体への派遣を行う。
・研修プログラムの策定10地域
・発達段階に応じたカリキュラムの策定30地域
◆人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の維持向上に係る実証事業 201百万円(新規)
過疎化・少子高齢化が進む人口過少地域において、ICTの活用により、遠隔地間に
おける児童生徒の協働学習の充実や、社会教育施設等と連携した遠隔講座の実施など、学校教育及び
社会教育における教育の質の維持向上を図るための実証研究を実施する。
◆情報通信技術を活用した教育振興事業 112百万円(H26年度:288百万円)
デジタル教材等を多様な情報端末において利用できるよう、デジタル教材等に求められる機能の整理、
ルールの策定を行うとともに、発達段階に応じたプログラミングの指導方法の開発、情報活用能力に関する
調査研究等を実施する。
◆先導的な教育体制構築事業 110百万円(H26年度:122百万円)
総務省との連携の下、各地域においてICTを活用し、学校間、学校・家庭が連携した新しい学びを推進
するための指導方法の開発、教材や指導事例等の共有など、先導的な教育体制の構築に資する研究を
実施する。
◆情報モラル教育推進事業 60百万円(新規)
スマートフォンの急速な普及に伴い、子供が被害者や加害者となる深刻な事案が発生しているため、
情報化の影の側面に対応した指導の充実を図るための取組を実施することにより、情報モラル教育の
一層の充実を図る。
◆青少年を取り巻く有害環境対策の推進 44百万円(H26年度:38百万円)
インターネット上の違法・有害情報サイトを通じた犯罪やいじめ等に青少年が巻き込まれるとともに、
「ネット依存」による生活習慣の乱れなどが課題となっていることから、関係府省庁と連携し、保護者と
青少年に直接働きかける啓発と教育活動を総合的に推進する。