夏は読書
読みたいなと思って買っていた本、書店に入るたびに気になっていた本、日ごろなかなか時間がとれなくて、読むことができなかったのだが、ここに来てようやくじっくりと本と向かい合う時間ができた。で、たくさんある教育書の中から何を読んでいるのかというとそうではない。ある人に進められたのであるが、井沢元彦著の逆説の日本史である。第1巻の古代黎明編 封印された「倭」の謎 から始まって、今は第2巻 古代怨霊編 聖徳太子の称号の謎 を読み終えたところである。で、感想なのであるが、これまで自分が習ってきた歴史、自分が子どもたちに教えてきた歴史というものはいったい何だったのだろうかと、改めて考えさせられる。あくまで、井沢氏による説の一つではあるが、こうした見方もあるのか、である。読んでいるうちに、本当にそうかもしれない・・・と、ページをめくる手が進む。ここで考えたことは、今まで一般的にこうだといわれていたことに、ちょっと待てよ、本当にそれであってるの?その考えは正しいの?といった疑問を投げかけることである。違う見方もできないか?真実はどこにあるのか?私たちの周りにはそれが当たり前だと思われいることがたくさんあり、それらを何の疑問もなく当たり前にとらえている自分がいる。それではまわりに流され、思考が停止した状態ではないか。今までの常識で満足せずに、新しい考え方をどんどんと取り入れることが大切だと感じる。さて、日本の歴史。次回子どもたちに教えることになるのは、何年後になるのかはわからないが、逆説的視点を取り入れて授業を組み立てるのもおもしろいかも・・・
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