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2012年5月29日 (火)

指導案検討会

来週行われる丸小研算数部会の指導案検討会に参加した。3年生で単元は「かくれた数はいくつ(1)」(啓林館)である。単元の目標は,「乗法や除法の2要素1段階の逆思考の問題を,図を使って解くことができる。」である。香小研算数部会の今年度の重点課題は,「どの子も自分なりの考えをもち,わけを説明する活動に参加できるような手だてを追求していくこと」である。そこで,本時の目標の一つが,「数量の関係を図を使って表すことができる」である。図・・・教科書には,関係図が紹介されているのだが・・・そもそも関係図って一般的なのかなあ。啓林館の啓林館の教科書以外でも扱われているのかなあ。まあ,自分が勉強不足だから仕方ないのだが,東書の教科書には,関係図って出てこないような(3年の教科書しかチェックしてません・・・)子どもたちにとって,関係図を書くというのはどうなんだろう。いろんな図があってもいいと思うのだが,そもそも関係図にまとめてしまうというのは・・・いろいろ調べていたら,廣井弘敏先生が,論文「算数の問題解決における図による問題把握の研究 : 子どもが図をかく過程への着目」の中で,「図は教師の説明の道具となっていても、子どもの問題解決の道具とはなっていないのではないか」といった疑問を指摘している。また,「教師が決まった形式の図を指導しようとしても、その図は子どもにとって分かりやすく使いやすい道具なのであろうか。つまり、図そのものの特性に、子どもたちが問題解決で図を使用しようとしなかった状況を説明できる要因が潜んでいるのではないか」とも指摘している。自分自身,教材研究を始めたばかりなので,何とも言えないが,来週までに,何か答えを出さなくては・・・(実は,授業後の研究討議の司会をすることになっておりまして・・・)

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