実物投影機、デジタル教材を活用した社会の授業
日時 平成22年11月22日(月) 15:40-16:00
実践事例の協力機関 東京書籍株式会社
対象・学年 指導者 小学校・5年 香川県丸亀市立城北小学校 教諭 増井 泰弘
教科 社会
■ICT活用のポイント
授業場所 : 普通教室
授業形態 : 一斉学習
ICTを活用する場面 : 導入・展開・まとめ
ICTを主に活用する者 : 教員
ICTを活用する目的 : 課題の提示・動機付け・教員の説明資料
活用するICT : コンピュータ・電子ホワイトボード・実物投影機・インターネット・デジタルコンテンツ
■セールスポイント
実物投影機を活用して、地球儀や地図帳を拡大提示し、情報の共有化を図る。また、デジタル掛図を活用して、児童が目線を上げて、集中して話を聞くようになる授業、テンポのよい授業を行う。
■単元名
小学校・5年・社会・「さまざまな自然とくらし『わたしたちの国土』」
■指導目標
地球儀や地図帳で国土の様子を見わたし、これから調べてみたい地域の自然やくらしについて関心を持つとともに、日本の東端、西端、北端、南端及び周辺国との位置関係をおさえ、近隣諸国の正式な国名、国旗に関心を持つ。
■指導計画
1地球儀や地図帳で、国土全体の様子を見わたしながら、気づいたことを話し合う。
2日本の東端、西端、北端、南端及び周辺国との位置関係を調べる。
3近隣諸国の正式な国名、国旗、国歌に関心を持つ。
■ICT活用の授業場面はここ!
地球儀や地図帳を実物投影機を用いて拡大提示し、情報の共有化を図る。児童が、地図帳のどこを見たらいいのか、ルーズからアップへ、広域から詳細へ、必要な情報を短時間で見つけることができるようにする。
Google Earthを活用して私たちの国土が、地球上のどこに、どのように広がっているのかを確認する。
デジタル掛図を活用して、教科書の写真をそのまま拡大提示、あわせて日本の東端、西端、北端、南端及び周辺国との位置関係を確認する。
デジタル掛図を活用して、クイズ「この国歌はどこの国?」を行い、近隣諸国への関心を持たせる。
■ICT活用の教師の留意点
児童にとって、地球儀や地図帳から得られる情報はあまりにも多く、どこを見たら、何を見たらいいのか、わからなくなってしまうことが多い。実物投影機や電子黒板を活用し、資料を拡大提示し、指示を的確に伝え、情報の共有化を図る。デジタル掛図には、教科書の写真や資料がそのまま大きく拡大提示されるだけでなく、さまざまな補助資料やコンテンツが用意されている。あらかじめ、どのようなコンテンツがあるのか、教材研究をしておくことで、児童の反応を見ながら、それらのコンテンツを活用する、活用しないを含めて、臨機応変に授業を展開する。
■参考資料
教科書 社会科5年下(東京書籍) 地図帳
新しい社会デジタル掛図 Ver.2 5年 (東京書籍)